~ポジティブな影響力~
第9章
「リーダーシップの実践:VSOPモデル②:戦略(S:strategy)」
(テキスト:P.60~P.66)
【目標】
・ビジョンを達成するための戦略の立て方を理解することができる
🔶アイスブレイク
・バルタン星人とのジャンケン!
戦略とは、「勝つために、あえて捨てる決断」である。
― すべてに手を出さず、勝機のある一点に資源と意志を集中させること。
変化の激しい時代においては、「何をしないか」を決めることが、最大の成果につながる。
<解説>
ドラッカーの名言(Peter F. Drucker)
① 「成果を上げるには、“正しいこと”を正しく行わなければならない。」
― Doing the right things right.
→ 単なる努力ではなく、「正しい選択(戦略)」と「正しい実行(戦術)」の両輪が成果につながる。
② 「最も重要な意思決定とは、『何をしないか』を決めることである。」
→ 経営資源は有限。やることを増やすより、戦略的に“やらないこと”を決めるほうがむずかしく、かつ価値がある。
③ 「計画とは、未来に関する現在の決断である。」
― Planning is actually today’s decisions for tomorrow.
→ 戦略は未来を予測するものではなく、“今”どう決めるかの選択である。
『孫子の兵法』より
① 「彼を知り己を知れば、百戦殆(あや)うからず」
→ 相手(競合)と自分(自社)を正確に理解することが、戦略構築の出発点である。SWOT分析そのもの。
② 「勝ちを知るに五有り」
→ 勝てる条件を満たす五つの要素を知っている者が勝利する。
(道・天・地・将・法)= 現代で言えば「目的・タイミング・環境・リーダーシップ・組織体制」
③ 「善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり」
→ 優れた戦略家は、勝てる状況を自ら整えてから勝負する。
「準備が8割」とも言われる、ビジネスの“勝ち筋を作る”という発想に通じる。
ケーススタディ1
※メール等で個別に提示いたします。
ケーススタディ2
※メール等で個別に提示いたします。
ケーススタディ3
※メール等で個別に提示いたします。
皆さん、今日のワークを通じて
「すべてをやることはできない」
という、ある種の“現実”に向き合っていただきました。
けれど、そこから始まるのが戦略です。
戦略とは――
ただの「計画」や「希望」ではなく、“限られた時間・お金・人材の中で、どこに力を注ぐかを決める”という、極めて現実的な選択の連続です。
やりたいことが10あっても、できるのは3つだけと考えた時
・「何を選び、何を手放すか」
・そしてその選択に「確信と責任を持つ」
それが、戦略であり、リーダーシップの重要なポイントです。
そして、今日気づいたもう一つの大切なこと。
他のチームの選択を聞いたとき――
「そんな考え方もあるのか」
「その視点は自分になかった」
そう感じた方も多いのではないでしょうか。
戦略には“正解”はありません。
でも、“自分たちらしい戦い方”は、必ずある。
それに気づけたことこそ、今日の一番の成果かもしれません。
ぜひ、今日の判断プロセスやチームでの対話を、
ご自身の仕事や人生の「戦略」を考えるヒントにしていただければと思います。

以上
※提出課題は、個別クラスの指示に従ってください。

〒569-0088
大阪府高槻市天王町4-1 広本ビル1階
株式会社ワイドブック
代表取締役 廣本寿夫
072-691-6667
080-5036-1468(携帯電話)
say@widebook.net
https://www.widebook.net/