WIDEBOOK


IT, Digital Transformation, and Informatics

IT・DX・情報科学で未来を切り拓く人材へ

― 実務力と設計思考を鍛える総合研修コース ―

  IT(情報技術)は、いまや業務を支える道具ではなく、事業そのものを形づくる“競争力の源泉”になりました。さらにDX(デジタルトランスフォーメーション)は、単なるシステム導入ではなく、As-Is(現状)を捉え直し、To-Be(あるべき姿)を設計し、実装までつなげて業務を変革していく取り組みです。

 本コース体系は、プログラミング基礎から出発し、業務モデリング・要件定義・設計・実装・運用までを一気通貫で学ぶことで、「作れる」だけでなく「変えられる」人材を育成します。演習は、実務に近い業務システム(販売管理)を題材に進め、現場でそのまま使える成果物(モデル/要件/設計/コード)を積み上げていきます。

 加えて、情報科学(Informatics)の視点を取り入れ、複雑な業務やシステムを“しくみ”として読み解き、状態・ルール・データをモデル化し、課題を構造化して解決する力を鍛えます。さらに生成AI(Generative AI)を武器として活用し、思考と設計の質を高めながら、開発のスピードと再現性を高める方法論も学びます。

 目指すのは、単なる技術者ではありません。現場を理解し、設計し、実装し、運用で回し続けられる――変化を先導し、価値を創造できるIT・DX人材へ。

推薦のことば

― 貴社の未来を拓く、戦略的な人材投資 ―

 WIDEBOOK Learningの研修は、単なるスキル習得にとどまらず、DX時代に不可欠な「ロジック力」と「システム構築力」を経営層に根付かせる戦略的プログラムです。

 本研修を通じて、リーダー層は複雑な課題を構造的に捉え、論理的に解決し、それを具体的な事業変革と収益向上へつなげる力を獲得します。これは、激変する市場環境の中で貴社が常に先を読み、競争優位を築くための大きな武器となるでしょう。

 私は、貴社がこの研修を通じて、未来への確かな一歩を踏み出されることを心より願っております。

鶴保 征城(Tsuruho Seiki)先生
学校法人専門学校 HAL 校長/IPA 顧問/情報処理学会 名誉会員

※SEと言う職種が生まれたのは、1970年代前半でした、”これから”を考えるために是非、一読ください。

  ― C言語からC#・.netへ、思考力と実装力を高める4ステップ ―

 デジタル技術の進化により、DX時代に求められるプログラミング力は、単なるコード記述の技術にとどまらず、「設計する力」「モデル化する力」「しくみを理解し、再現できる力」へと拡張しています。現場で求められるのは、言語を覚えること以上に、業務とシステムを“構造”として捉え、筋の通った形で作り上げる力です。

 本コースでは、C言語をベースに「順次・分岐・反復」といった基本アルゴリズムの理解から出発し、状態遷移や制御設計を通じて、ロジックを“つくる力”を鍛えます。さらに発展として、C#・.NET を活用し、実務に近い題材である「販売管理システム(売上管理)」の開発に取り組み、設計から実装・テストまでを一連の流れとして体験します。

 加えて、生成AI(Generative AI)を武器として活用し、要件や設計の整理、コード作成支援、テスト作成、リファクタリングなどを通じて、開発のスピードと品質を高める実践手法も取り入れます。ロジック力とアルゴリズム思考を軸に、演習中心で「考えて創る」経験を積み重ね、業務改善・設計・開発まで担えるIT・DX人材の育成を目指します。

【第1部】基礎編

 「順次・分岐・反復」の3つの基本処理構造を軸に、プログラムの設計力とロジカルな思考力を、C言語を通じて体系的に習得します。
 特に、DX時代に不可欠な設計力を学ぶために、自動販売機を例にモデリングから、フローチャート・プログラミングの一連の流れを学びます。

【第2部】演習・復習編

 演習・確認問題を徹底的に解くことで、基礎と応用の定着を図ります。アルゴリズムの理解とC言語への実装力を一歩進めるコースです。

【第3部】DX(業務を再設計する):業務モデリング(Business Modeling)
― 生成AIを武器に、As-Is/To-Beで業務の「しくみ」をモデル化する ―

 本コースは、第1部・第2部で培った「ロジック力(順次・分岐・繰り返し)」を基盤に、実システム構築に不可欠な「業務要件定義」のスキルを確実なものにするための実践コースです。  カリキュラムは、確実なスキル定着を目指す以下の2フェーズで構成されています。

【フェーズ1:基礎・定着編】  
 業務モデリングの「型」を学びます。業務全体像(End-to-End Map)、業務フロー、状態モデル、業務ルール、情報モデルといった「5つの標準モデル」を、AIとの対話を通じて構造化し、コードとして出力・可視化する技術(Business as Code)を習得します。

【フェーズ2:実践・活用編】  
 小規模アパレル事業を題材に、コンサルタント(上流SE)としての実践プロセスを体験します。著者が提唱する「バック・トゥ・ザ・フューチャー(未来の成功イメージからの逆算)」手法を用い、クライアントの曖昧な要望や未来のイメージを読み解きながら、AIと協力して手戻りのない要件定義書を高速に構築します。

 例外処理やデータ整合まで見通せる“破綻しないモデル”を作り上げると同時に、顧客の要求変化にも「コードの修正」だけで即応できる、DX時代の新しいエンジニアリング・スタイルを確立します。

【第4部】DX(システムを構築する):システム要件定義(System Requirements Definition)
― 業務モデルを「実装可能な設計図」に変換し、AIとの共創でアーキテクチャを確定する ―

 【第4部】DX(システムを構築する):システム要件定義(System Requirements Definition) ― 業務モデルを「実装可能な設計図」に変換し、AIとの共創でアーキテクチャを確定する ―

 第4部では、第3部で作成した「アパレル企業の業務モデル(As-Is/To-Be)」を、エンジニアやAIがコードとして実装できるレベルの「システム要件」へと変換します。  画面(UI/UX)、データベース(ER図)、処理ロジック、外部連携といった機能要件に加え、セキュリティや性能などの非機能要件までを網羅し、「何を作るか」を完全に定義します。

 ここでも生成AIは強力なパートナーとなります。完成した業務モデル(図やテキスト)をAIに入力し、「データベース定義書(DDL)」や「API仕様書」のたたき台を高速生成させることで、人間はアーキテクチャの整合性やユーザビリティの判断に集中します。  また、描いた未来(To-Be)から逆算し、最初にリリースすべき“最小限の価値あるプロダクト(MVP)”の範囲と、そこからの拡張ロードマップを策定。第5部の「.NETによる実装」へ、手戻りのない確実なバトンを繋ぎます。

※本プログラムは、第1部〜第4部で「ロジック基礎→業務モデリング→システム要件定義」までを一気通貫で学びます。 そのうえで「システム開発実践コース」にて、.NETによる実装に取り組み、実際に動く成果物として完成させます。

 本コースでは、.NETをフルに活用し、実際に稼働している販売管理システムを題材に、システム構築の一連の流れを実践的に学びます。あわせて、生成AI(Generative AI)をフル活用し、設計書の整形、実装コードの作成支援、テスト作成、リファクタリングなどを通じて、開発のスピードと品質を高める実践手法も取り入れます。
「要件定義 ⇒ システム設計 ⇒ 詳細設計 ⇒ 実装 ⇒ テスト ⇒ 運用・保守」という開発工程を、成果物(ドキュメント)と動くシステムの両面で段階的に体験しながら、実務に即したスキルを習得します。

 本教材で扱う元となる実稼働システムは、売上管理・在庫管理・仕入管理などを含む全体で約2,000モジュール規模です。その中で受講者が実装に取り組む範囲は、販売管理の中核となる「売上管理システム」部分(約100モジュール弱)に絞り、集中して“作れる力”を身につけます。

 売上管理を単体で学びながらもシステムとして動作させられるのは、在庫管理・仕入管理などの周辺機能について、必要なデータ参照や連携をインターフェースで受けられるよう、あらかじめ教材側で仕組み(プルダウン等による参照・選択)を整備しているためです。これにより、学習の焦点を「売上管理の設計と実装」に置きつつ、実務に近い操作感と処理のつながりを体験できます。

 なお、演習で利用するマスター/データ等の教材一式は、受講(およびパートナー)向けに、一定の条件(再配布禁止・商用利用禁止等)を付したライセンスのもとで提供します。

 (コミュニティ活動:Team WIDEBOOKに参加しスキルUPしてください。)
※ご希望に応じて、継続した個別サポートサービスもご利用いただけます。

 本コースでは、ウォーターフォール開発を基本としながら、アジャイル開発や各種ツールの活用も取り入れ、柔軟かつ効率的な開発力を養います。

【カリキュラム概要】

 本コースでは、実際のシステム開発プロセスに沿って、以下のステップを順に学習・実践していきます。実務に近い流れを体験することで、現場で通用する開発スキルを段階的に習得します。

※学習時間や日数は、受講者の前提スキルや目的に応じて、柔軟にカスタマイズ可能です。

1.業務要件定義
 業務の流れや課題を明確にし、システムで解決すべき業務要件を整理します。

2.システム要件定義
 業務要件をもとに、システムに求められる機能や性能を具体的に定義します。

3.外部設計
 ユーザーインターフェースや画面設計、外部とのインタフェース仕様などを設計します。

4.内部設計
 プログラム内部の処理構造、データベース設計、モジュール設計などを行います。

5.コーディング
 設計書に基づき、実際にプログラムを実装します。

6.テスト
 単体テスト、結合テストを通じて、システムが正しく動作するかを検証します。

7.納品
 成果物をまとめ、ユーザー環境への導入・引き渡しを行います。

※開発演習では、実績のある販売管理システムをベースに、実稼働システムのテンプレートを提供し、実務に即した開発体験を行います。

 また、当社CTOパートナーである村上 淳が保有する特許技術を基盤としたクラウドソリューションもあわせてご紹介します。

― ITとクラウドを支える実践スキルを習得 ―

 デジタル技術が急速に進化する現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)は企業活動の根幹に関わる取り組みとなりつつあります。本コースは、そうした変革を支える「現場のDX実装力」を基礎から体系的に習得することを目的としています。

 パソコンやネットワーク、サーバ、データベース、クラウドといったICTの主要技術に対し、単なる知識習得にとどまらず、実習を通じて「設計・構築・運用」のスキルを段階的に身につけていきます。特に、業務現場で即戦力として求められる構成要素の理解と、基盤技術のつながりを実感できる内容です。

 これからDX推進の一翼を担う人材として、ITの基盤を確実に押さえ、変化に強い技術力と実践力を育てていきましょう。

※学習時間や日数は、受講者の前提スキルや目的に応じて、柔軟にカスタマイズ可能です。

1.パソコン基礎(7時間)

 ICT(ネットワークで構成されるコンピュータシステムによる情報技術)を支える各構成要素の中でも、特にコンピュータ(サーバやパソコン端末)に焦点を当て、ハードウェアおよびソフトウェアの両面に関する知識と、実践的な技術を習得します。
 本コースは、ICT事業を推進するうえで不可欠な基礎スキルの習得を目的としています。

2.ネットワーク基礎(7時間×2日)

 ICT(情報通信技術)を構成する各要素の中でも、特にネットワークに焦点を当て、構築実習を中心に知識と技術の習得を行います。社内LAN・WAN、インターネット、イントラネットなど、ネットワークにはさまざまな形態や用途があります。本コースでは、あらゆる形態・用途に柔軟に対応できる、実践的なスキルを身につけます。

 企業向けICT事業を展開するにあたっては、コンピュータ(サーバやパソコン端末)を活用し、ネットワークを構築することで、初めて情報システムが成立します。ネットワーク構築技術は、コンピュータと並び、ICTの基盤を支える不可欠な技術です。

3.サーバ基礎(7時間×2日)

 ICTを構成する要素の中でも、最も重要な役割を担うサーバについて、さまざまな用途に応じた構築・運用・保守技術を、実習を中心に習得します。ICT技術は、極論すれば「サーバからネットワークを通じてサービスを受けること」と定義できるほど、サーバは中心的な存在です。

 特に、企業向けICTシステムインテグレーターとして、企画・提案・構築・運用を総合的に担う場合、サーバ技術は他社との差別化を図る上で、非常に重要な領域となります。

4.データベース基礎(7時間×2日)

 近年のICT産業において、サーバサービスの中で最も重要な役割を担うのがデータベースです。企業向けICT事業に携わるうえで、データベース技術は避けて通れない必須分野となっています。

 インターネットの世界でも、あらゆるサービスの背後にはデータベースが存在します。Google、X(旧Twitter)、Facebookといった巨大プラットフォームから、小規模なインターネットサービス(アプリ・Webアプリ)に至るまで、すべてのアプリケーション構築の根幹を支えるのがデータマネジメント技術です。

 特にインターネット関連のICT事業で成果を上げるためには、データベース技術の習得が不可欠です。一方で、データベースはサーバサービスの中でも難易度の高い知識分野とされています。

 本コースでは、実習教材としてMicrosoft Accessを使用し、身近で実用的な演習を通じてデータベースの基礎知識・技術を習得します。さらに、Microsoft SQL Serverへ展開可能なスキルを育成する、当社独自のカリキュラムにより、本格的なデータベース構築力を身につけます。

5.クラウド活用基礎(7時間)

 ハードウェアの高性能化が進む中、1台のマシンに対して1つの仕事(サーバの場合は1つのサービス)だけを担わせるのは非効率であるという考え方が広まりました。この発想から生まれたのが、1つのハードウェア上に複数の論理マシン(仮想マシン)を構成し、ハードウェアをあたかも複数台あるかのように活用する技術です。

 この技術こそが、いわゆる仮想化(バーチャライゼーション)の始まりであり、
現在のクラウドコンピューティング
の基盤となっています。

(Education Network for Practical Information Technologies)

― 技術とビジネスの架け橋を築く実践プログラム ―

 本プログラムは、ソフトウェア開発・クラウド活用・AI・セキュリティ・ビジネス創出といった、DX時代に不可欠なテーマを網羅的に学ぶ実践型教育コースです。

 ソフトウェア設計や暗号技術、通信プロトコルなどの専門性を深めると同時に、プロジェクトマネジメントやWBSの作成、新規ビジネスモデル設計など、実務と直結した力も習得します。

 技術とビジネスをつなぎ、社会に価値を提供できる次世代のITプロフェッショナルを育成することを目的としています。

⓵ソフトウェア開発とビジネス創出の関係

⓶クラウドビジネス創出入門

⓷クラウドのこころ

⓸人工知能の基礎

⓹モデリング概論

⓺ソフトウェア設計実践

⓻セキュリティ基礎

⓼暗号の基礎

⓽インターネット通信プロトコルにおけるセキュリティ技術

⑩プロジェクト学習のためのプロジェクトマネジメントの基礎

⑪プロジェクト学習のためのWBSの作り方

⑫プロジェクト学習のためのWBSの作り方・実践編

⑬新規ビジネスモデル創造実践 ~ビジネスモデル設計方法の基礎を習得する~

※「enPiT2」:2016年度から2021年3月の活動プロセスで制作した動画教材です。

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