
財務会計講座
講師:圓井 康弘 氏
(公認会計士・税理士/元オムロン株式会社 財務部長)
◆ 講座概要
ビジネスの世界で必須となる「財務会計」の基礎を、やさしく、体系的に学ぶ講座です。
企業の成績表である決算書がどのように作成され、何を表しているのかを理解し、
会社経営や日々のビジネス、さらには家庭管理にも応用できる財務感覚を身につけます。
現役の公認会計士・税理士であり、元大手企業財務部長を務めた講師が、
実務経験に基づき、「実際に使える知識」をわかりやすく解説します。
◆ 推奨受講対象
- 若手社員から管理職・経営者層まで
- 財務・会計の基礎知識を実務に活かしたい方
- 家計管理や資産形成にも役立てたい方
◆ 講座内容
第1回 企業会計の目的
- 会社の利害関係者
- 株式会社とは(資本と経営の分離)
- アカウンタビリティ(説明責任)
- どのような情報を誰に
- 企業会計の目的(財務会計・管理会計)
- 損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(C/F)
- 財務情報と非財務情報
- 家計簿と企業会計
▶ 企業会計の目的を体系的に理解する第一歩です。
第2回 企業活動を記録する
- 企業活動とは何か
- 企業活動を記録する「複式簿記」とは
- 家計簿との違い
- 利益の計算方法
- 財産が増えるとはどういうことか
▶ 損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)の基礎を理解し、財務の見える化を体感します。
第3回 決算書の重要性を理解する
- 株式の価値(株価)とは
- 解散価値
- 将来収益の総和
- 今日の100円と1年後の100円は同じか
▶ 決算書が企業価値を映す鏡であることを理解し、財務感覚を磨きます。
第4回 決算書が適正とは
- なぜ適正な決算書が重要か
- 「適正な」とはどういうことか
- 決算書作成に関する規則
▶ 適正な財務情報作成のルールを理解します。
第5回 原価計算 変動費/固定費
- 原価の構成要素
- 変動費と固定費
- 損益分岐点の考え方
▶ コスト管理と利益確保の基本を理解します。
第6回 外国為替
- 外国為替の仕組み
- 為替変動の理由
- 為替が企業活動に与える影響
- 企業の為替対応策
▶ グローバル経済と企業財務の関係を理解します。
第7回 引当金
- 負債とは何か
- 支払手形・買掛金・未払金
- 未払費用
- 引当金の考え方
▶ リスクに備える会計処理の基本を理解します。
第8回 税金(法人税・消費税など)
- 企業(法人)の税金の種類
- 会計上の利益と法人税法上の利益の違い
- 消費税の処理方法
▶ 企業活動における税金の実務的な基礎を理解します。
第9回 連結決算
- 連結決算の概念
- 連結財務諸表の作成方法(単純加算ではない)
▶ 企業グループ全体の財務を正しく把握する視点を養います。
第10回 内部統制
- 内部統制とは何か
- エンロン・ワールドコム事件とSOX法
- 内部統制の全体像
- コーポレートガバナンスと内部統制
- 不正のトライアングル
- 内部統制の基本的な考え方
- 内部統制の品質を担保するために
- プロセス脆弱性の事例
▶ 企業の信頼性を支える仕組みを深く理解します。
◆ 受講後に得られるもの
- 財務三表(損益計算書(P/L)・貸借対照表(B/S)・キャッシュフロー計算書(C/F))の基本理解
- 企業経営や家庭管理に活かせる「数字を見る力」
- 会計・財務に対するアレルギーを克服する自信
◆ 講師からのメッセージ
こんにちは。講師の圓井康弘です。
この講座では、財務会計という一見難しそうに思われがちな分野を、
できる限りわかりやすく、実務に活かせる形でお伝えしていきます。
企業の経営だけでなく、日常生活の中でも「数字を見る力」は大きな武器になります。
決算書を読み解く力、数字から本質をつかむ力は、
あらゆるビジネスパーソンにとって、これからますます重要になっていくでしょう。
「会計は苦手だな」と感じている方もご安心ください。
基本から一歩ずつ、確実に身につけられるよう構成しています。
この講座を通じて、財務会計を味方にし、
みなさん一人ひとりが未来を切り拓く力を育んでいただけることを願っています。
一緒に学んでいきましょう。

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