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第12回「チームを成功に導くリーダーシップ」

~ポジティブな影響力~

■リーダーシップを発揮してチームメンバーを育てる

コーチング(Coaching)とティーチング(Teaching)

【目標】

  • チームメンバーの育成方法を理解し、自ら育成プランを立案できるようになる。

【内容】

  • 人を育成するための基本的な考え方
  • コーチング(Coaching)とは何か(「引き出す」アプローチの重要性)
  • コーチング(Coaching)の意味と歴史
  • パワフルクエスチョン(Powerful Question)の活用方法
  • GROWモデルの概要と活用イメージの理解
  • ティーチング(Teaching):知識やスキルを体系的に伝える手法
  • ティーチング(Teaching)のサイクル
    「明確に教える」 → 「指導したとおりに実践させる」 → 「実践した事実を振り返る」 → 「コーチングアプローチで、気づきの共有・改善案・アクションプランを合意する」、という育成プロセス

【補足説明】

  • ティーチング(Teaching)とは、必要な知識や技術を整理してわかりやすく伝え、相手の理解と行動を促すことを指します。
  • 一方、コーチング(Coaching)は、相手の中にある考えや答えを引き出し、主体的な成長を促すアプローチです。
  • パワフルクエスチョン(Powerful Question)とは、相手の思考を深め、自発的な気づきや行動変容を促す効果的な質問のことを指します。

■コーチング(GROWモデル):GROW Model (Goal – Reality – Options – Will)

■コーチング(GROWモデル)イメージ事例

ティーチング(Teaching)のサイクル

※10分間考えてください。

コーチング(Coaching)とティーチング(Teaching)の違い
  ~「技を盗む」という観点から~

信頼関係を構築する4つのポイント

1.正直、誠実な態度で接する                                 
(約束は守る。良識ある行動)

2.相手の話を良く聴く                                            
(相手の気持ち、状況を理解する)

3.接する機会を多く持つ                                        
(部下との会話の回数が重要、時間ではない)

4.相手は宝物である、と思う                                   
(将来すばらしい人になる。との期待)

モチベーションの向上とコミットメント

  • モチベーション(Motivation)とは、行動を起こし、継続するための内的なエネルギーです。 リーダーは、目標の意義を明確に伝え、成功体験を積ませることで、部下のモチベーションを高める役割を担います。
  • コミットメント(Commitment)とは、自ら目標達成に向けて強く意志を持ち、主体的に行動し続ける覚悟を指します。 単なるやらされ感ではなく、自分の意思で「やり遂げる」と誓う心構えが重要です。

  • モチベーション(Motivation)=成長意欲を刺激し、行動を加速させる原動力
  • コミットメント(Commitment)=モチベーションを持続させ、成果に結びつける覚悟と行動力

 リーダーは、両者を意識的に育みながら、部下の成長と目標達成を支援していくことが求められます。

■モチベーション向上への重要なポイント

1.部下の仕事内容についての満足度

2.将来の目標、夢との一貫性

3.上司や同僚からの感じ方

4.休日出勤や残業の量

5.仕事の達成度の度合い 6.上司との人間関係

■コミットメント、5つのレベル

影響力を高める態度

  • 育成にはティーチング(Teaching)とコーチング(Coaching)の両方が必要です。
  • ティーチングは「明確に教え、実践させ、振り返り、気づきと改善を合意する」プロセスです。
  • コーチングでは、パワフルクエスチョン(Powerful Question)を使って気づきを促します。
  • 部下のモチベーション(Motivation)とコミットメント(Commitment)を育むことが重要です。
  • リーダーは、正確性・一貫性・許容・開放性を持って接し、影響力を高める姿勢が求められます。


 人材育成(Human Resource Development)と組織の成長(Organizational Growth)は、リーダー(Leader)にとって最重要のミッションです。 メンバー一人ひとりに真摯に向き合い、成長を支援していきましょう。

 あなたのリーダーシップ(Leadership)が、組織(Organization)とチーム(Team)の未来を切り拓きます。

 さらに、リーダーシップ十字モデル(Leadership Cross Model)で示した
「下から上へのリーダーシップ(フォロワーシップ:Followership)」の醸成も、強い組織を築き、次のリーダーを育成する重要なポイントです。
同時に、
「横へのリーダーシップ(Peer Leadership)」や「外へのリーダーシップ(External Leadership)」も、組織の成長を加速させる鍵となります。

 一方向だけではない、多面的なリーダーシップを実践し、次世代に続く持続可能な組織文化(Organizational Culture)を育てていきましょう。

以上

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※提出課題は、個別クラスの指示に従ってください。

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