「何故なぜ分析から本質を見極める」
(Uncovering the Essence Through Why-Why Analysis)

このコースでは、問題(Problem)の本質を見極め、チーム(Team)で協働しながら効果的な解決策(Solution)を導き出す力を養います。
課題(Issue)を構造化(Structuring)し、優先順位(Prioritization)をつけ、悪影響(Impact Analysis)の分析を起点に「何故なぜ分析(Why-Why Analysis)」で根本原因(Root Cause)を徹底的に探ります。
さらに、その結果から「諸悪の根源(Identifying Root Causes)」と「解決すべきゴール(Resolution Goal)」を明確にし、解決フェーズ(Solution Phase)に移ります。
戦略策定(Strategy Formulation)からアクションプラン策定(Action Plan Development)、企画書作成(Proposal Preparation)、プレゼンテーション(Presentation)までを体系的に学びます。
問題解決(Problem-Solving)の流れを実践的に体験し、即戦力となるスキルを身につけることを目指します。

0.チーム形成と役割分担(Team Formation and Role Assignment)
チームの目的と目標を確認します。
役割(リーダー、記録係、進行役など)を決め、チームの強みを活かす体制を整えます。
1.問題とは(What is a Problem?)
問題は、現状と理想(As-Is と To-Be)のギャップであることを確認します。
チームで「どの問題に取り組むのか」を共有します。
2.課題の構造化(Structuring the Issues)
課題を要素ごとに分解し、関係性を整理します。
課題の全体像を俯瞰できるように図示します。
3.優先順位付け(Prioritization)
重要度と緊急度を基準に、課題に優先順位(1・2・3)を付けます。
4.問題点の明確化(Clarifying Issues)
優先順位の高い問題点1・2・3を具体的に定義します。
定量的・定性的なデータで裏付けます。
5.悪影響の分析(Impact Analysis)
問題点1・2・3が引き起こす悪影響をリストアップします。
影響範囲、深刻度、関係者への影響を可視化します。
6.根本原因分析(Why-Why Analysis)
問題の背景を「なぜ?なぜ?」と繰り返し、原因を深掘りします。
真因(根本原因)を特定します。
7.悪しき流れの特定(Identifying Vicious Cycles)
問題を悪化させている悪循環や負の連鎖を特定します。
8.諸悪の根源の特定(Identifying Root Causes)
問題の核心部分(根本的原因)を明らかにします。
「何を変えれば問題が解決するのか」を見極めます。
9.解決すべきゴールを設定(Setting the Resolution Goal)
チームの合意を得て、解決の方向性・目標を定めます。
SMARTゴール(具体的、測定可能、達成可能、現実的、期限付き)を意識します。
10.PKIの定義(Defining PKI)
Problem Key Indicator(問題の重要指標)を設定します。
成果測定の基準を決めます(KPIとは異なる視点で問題解決の指標化を行います)。
11.戦略策定(Strategy Formulation)
解決に向けた具体的な戦略を策定します。
課題・リソース・目標の整合性を確認します。
12.アクションプラン策定(Action Plan Development)
実行可能で具体的な行動計画を立案します。
実施手順、担当、期限、必要なリソースを明確にします。
13.企画書作成(Proposal Preparation)
解決策を一つの提案書にまとめます。
問題・原因・ゴール・戦略・アクションプランを網羅し、ビジュアルを活用して説得力を高めます。
14.プレゼンテーション(Presentation)
チームで解決策を共有・発表します。
説得力のある構成、ビジュアル資料、Q&A対策を準備します。
15.振り返りと学び(Reflection and Learning)
問題解決の過程と結果を振り返ります。
チームの強みと課題を明確にし、次回以降の改善点を洗い出します。
16.成果の評価と報告(Evaluation and Reporting)
解決結果を定量・定性で評価します。
PKIと照らし合わせて成果を分析し、報告書や共有会で関係者にフィードバックを行います。
