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⓸信頼関係を築く:6つの対話術

Building Trust Six Key Dialogue Techniques

~心の窓を開き、信頼関係を構築し、本音を聴き出す~

Opening Hearts, Building Trust, and Drawing Out True Feelings

■心の窓を開く6つの話法(小森康充先生より)

コミュニケーションの本質は、相手の“心の窓”を開くこと。
相手が心を開くことで、信頼が生まれ、言葉が届くようになります。

(1)誘導

※サンタクロース会話

(2)沈黙

(3)繰り返し

🔶「繰り返し」実践イメージ

1.ドラッグストアへの特売企画

2.学生向けのケース

◆姿勢反響

1.心が通じると動きがシンクロする

(4)心地よい質問

(5)立ち入った質問

質問タイプの使い分け

①【オープンエンド・クエスチョン】

自由に語ってもらう質問。相手の考え・背景・感情を引き出す。

🔹 例:

  • 「この件について、どう思いますか?」
  • 「どんな状況でしたか?」
  • 「そのときのことを説明していただけますか?」

ねらい:対話の“入口”として有効。思考を深めるきっかけになる。


②【クローズド・エンド・クエスチョン】

「はい/いいえ」で答えられる質問。事実や確認に使う。

🔹 例:

  • 「この方針で進めてよろしいですね?」
  • 「~だと思うのですが、間違っていませんか?」

ねらい:意思確認・合意形成に便利。長話を避けたい場面にも有効。


③【チョイス・クエスチョン】

選択肢を提示し、相手にどちらかを選ばせる質問。

🔹 例:

  • 「これはAということですか?それともBですか?」
  • 「Aならこうなり、Bならこうですが、どちらにされますか?」

ねらい:選択肢を示すことで、考えや意志を引き出しやすくする。


④【ベネフィット・タグ・クエスチョン】

提案のメリットを伝えつつ、相手の感情に問いかける質問。

🔹 例:

  • 「このエアコンは省エネで経費が安くあがりますよ。
    その分、美味しい食事でもしたいと思いませんか?」

ねらい:相手に“得する未来”をイメージさせ、共感と欲求を刺激する。
営業・提案場面で非常に効果的なテクニック。


■活用のポイントまとめ

質問タイプ効果的なシーン
オープン型関係づくり、自由な発言を促す
クローズ型確認・合意・要点の整理
チョイス型判断に迷っている相手に道筋を与える
ベネフィット型提案・動機づけ・未来の共有

(6)解釈

🔶心の窓が開いたかを確認するノウハウ

 ・ミラーリング・ページング・リーディング

※是非、練習を繰り返し、自然な空気で実践できるまで訓練してください。

◆この6つのコミュニケーションを駆使し、相手の本音を引き出しましょう!

以上

人間力(Essential Business Competencies )へ

※提出課題は、個別クラスの指示に従ってください。