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第2回「チームを成功に導くリーダーシップ」

~ポジティブな影響力~

第2章   リーダーシップはなぜ必要か

【目標】
リーダーシップがなぜ必要とされているのかを理解し、具体例を挙げて説明できる

・自分自身のリーダーシップ度を捉えて自己評価できる

①第1回の振り返り

  • リーダーシップとは「特別な才能」ではなく、誰もが発揮できる「ポジティブな影響力」であることを学びました。


②リーダシップが発揮されない場合に発生した具体的な問題

 リーダーシップが不足していたことで何が一番困ったのでしょう?
 逆に、もし誰かがリーダーシップを発揮していたら、どんな違いが生まれたと思いますか?

「リーダーがいない状況は、やはりチームにとって大きなリスクになりますね。」

「一歩踏み出すリーダーがいるかどうかで、チームの流れや結果が大きく変わることがわかります。」

「影響力の重要性について、皆さんの発表を通じて改めて実感できたのではないでしょうか?」

③企業が求めるリーダーシップ

1. リーダーは「ポジション」ではなく「アクション」

  • チームにリーダーという役職があるかないかは本質ではない。
  • 「誰が何をするか」ではなく、「全員がリーダーシップを発揮できるか」が問われる時代。

2. チーム全員でリーダーシップを発揮する

  • これからのチームは、一人の指導者に頼る形では機能しにくい。
  • それぞれが主体的に課題を発見し、周囲に働きかけ、チーム全体を動かしていくことが求められている。

3. 企業が求めるリーダーシップ像

  • 「役職リーダー」ではなく「影響力リーダー」
  • 自らビジョンを示し、周囲を巻き込み、共に成果をつくり出す力
  • 状況に応じて、リーダーにもフォロワーにもなれる柔軟さを持つ人材

「リーダーになる」ことがゴールではありません。どの立場でも「リーダーシップを発揮できる人」こそ、これからの企業が求める人材です。

④アウトカム(Outcome:最終結果)

アウトカム(Outcome)とは、アウトプット(成果物)の先に生まれる「変化」「効果」「価値創出」を指します。

単なる作業の完了や活動の実施(アウトプット)ではなく、
「何を実現したのか」「どんなインパクトを生み出したのか」に焦点を当てます。

⑤21世紀の教育

1. 知識だけではなく、「学ぶ姿勢」こそ重要

  • 単なる知識の詰め込みではなく、
    自ら学び続け、成長し続ける姿勢が最も大切とされる時代に入った。
  • 技術や情報は急速に変わるため、
    「学び方を学ぶ」ことが、生涯にわたる成長の鍵となる。

2. エンジニアリング教育の新しい役割

  • エンジニアは単なる技術者ではない。
  • 「ビジョンを描き、そのビジョンを実現するものを創る」
    ➔ 未来を形にする力が求められる。

3. 教育の中心は「プロジェクト型学習(PBL)」へ

  • 教育の核となるのは、講義ではなくプロジェクトを通じた経験そのもの
  • 実体験を通して、問題発見力・問題解決力・創造力を養う。

4. それを支えるのは「メンタリング」

  • 指導者は、上から教える存在ではなく、
    学生の内面からやる気を引き出す「メンター」「コーチ」となる。
  • 自発的な挑戦を促し、成功も失敗も支える存在が必要。

5. 未来の教師像

  • 教師は「レクチャラー(講義者)」から、
    「共同研究者」「コーチ」へと役割が変わる。
  • 共に学び、共に探究するパートナーとして学生を支える。

 これからの時代に必要なのは、知識量ではなく、学び続ける力未来を切り拓くビジョンです。教育とは、単に教えるのではなく、共に探求し、共に成長するプロセスになっていきます。

⑥リーダーシップ チェックリスト

 このチェックリストは、「今の自分自身の状態」を客観的に見つめ、これからの成長に向けたスタートラインを知るためのものです。

・良い・悪いを判断するものではありません。
・他人と比べるものでもありません。
・「今の自分はどう感じているか」を、素直に記入してください。

 10段階で自己評価し、あわせて「そう感じた理由」も少しだけメモしてみましょう。この理由が、これからの成長のヒントになります。

 このチェックリストは、コースの最終回にも再度記入していただき、皆さん自身の「リーダーシップの成長」を振り返る材料とします。

 どうぞリラックスして、今の自分をありのままに映す鏡だと思って、取り組んでみてください。

10段階評価:レベル(弱い)1←―→10(強い)
チェック項目評価評価の理由
1.自分からすすんで行動している
2.組織・チーム・個人で自分がやって みたいと思っていることがある
3.どうすればうまくいくか、を考える ことはとても楽しいと思える
4.周囲の人がどんなことをやってみたい のか、を聞いてみたい
5.何か新しいことができないか、を常に 探している
6.人に相談を持ちかけたり、人の相談を聞くのが好きだ
7.相手が正しく理解してくれるように、 具体的に話すようにしている
8.あなたと話していると元気が出る、 楽しくなる、とよく言われる
9.失敗しても、結構平気で頑張ることができる
10.人から注意されたことは、直そうと 努力する
記入日:20     年    月    日

「リーダーシップは、生まれつきの才能ではありません。
日々の小さな意識と行動の積み重ねによって、確実に伸ばすことができます。」

「このコースでは、残り13回の講義を通じて『自分のリーダーシップ』を磨くことに取り組んでいきます。
最終回にもう一度このチェックを行い、自分自身の変化を実感してもらいたいと思います。」

⑦まとめ

 リーダーシップは、特別な立場の人だけのものではありません。
 誰もが、自分から周囲に良い影響を与える力を持っています。

 今日学んだように、課題を明確にし、相手を理解し、伝え方を工夫することで、
リーダーシップは行動を通じて発揮することができます。

 リーダーシップは、生まれつきではなく、意識と行動で磨かれるスキルです。

 これから一歩ずつ、自分自身のリーダーシップを育てていきましょう!

以上

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※提出課題は、個別クラスの指示に従ってください。

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