私がイメージを伝え、AI様がイラストを生成します。そして、私が自由な詩を書きました。
Vol.1 老人と海

少女に語る夢物語
― 明日もまた海へ ―
少女は、老人の話が楽しかった。
「昔々、月より大きなカジキを釣ったことがある。」
少女は笑った。
「月より大きな魚なんて、いるわけないじゃない。」
老人は、静かにほほ笑んだ。
「明日釣ってくるよ。」
少女は、また笑った。
けれど、その笑いは、老人を馬鹿にしたものではなかった。
老人は、いつも潮の匂いがした。
老人は海へ出た。
小さな舟で、ひとり、沖へ、沖へ舟を漕いだ。
港の人たちは笑った。
「あの歳で、まだ大物を狙うのか。ひとりで……。」
水平線は遠く、空は高かった。
老人は、静かに糸を垂らした。
風が動いた時、大きなカジキが、老人に挑戦してきた。
彼は、大きかった。
彼は、老人の人生そのものだった。
彼は、猛々しく挑戦してきた。
老人は、すべてを尽くし、戦った。
永遠とも思える時が過ぎた。
風がおさまり、勝負がついた時、老人は静かに微笑んだ。
祝福するかのように、軍艦鳥が空を舞う。
しかし、港へ帰る途中でサメが来た。
一匹、また一匹。
老人は棒で叩き、櫂で突き、声を枯らして追い払った。
だが、サメの残酷な攻撃は止むことがなかった。
老人は、帰港した。
鳥が、巣へ帰るように。
巨大なカジキの骨を携えて。

夕陽の輝く港で、少女は、黙ってそれを見ていた。
老人は、少し微笑んで言った。
「まあ、今日は月の骨。ま、月より少し小さいが。」
少女も微笑んだ。
「うん。ほんとう。お月様よりは小さいね。」
老人は、微笑んだ。
老人は小屋に帰り、夕陽を見ながらビールを飲んだ。
掌に刻まれた新しい傷が痛んだ。
ただ、心は微笑んでいた。
老人はビールと語らい、深い眠りについた。

夕陽が港をオレンジに染め上げ、星に語り始めた。
翌朝、少女が港で老人を見た。
小さな舟で、ひとり、沖へ、沖へ舟を漕いでいる老人を。
老人は、海へ出る。
新しい物語を語るために。
老人は、微笑む、遠い眼差しで……。
廣本 寿夫 2026.06.05
Vol.2 登山靴

山。
高い山。
低い山。
ただの丘。
私の相棒も、ずいぶんくたびれた。
泥をかぶり、革は擦れた。
紐も、そろそろ替えてやらないといけない。
私は、もう軽やかには歩けない。
なぜ、山に登ったのか。
細い道を登り、
弁当を食べ、
少し昼寝をした。
ただ、気持ちが良かった。
ここで終われば、天国。
ただ、山は、降りなければならない。
下りは嫌いだ。
危険で、疲れる。
髪は白くなった。
それでも、また登らないといけない。
人生は山登り。
頂上でおにぎりを食べ、
少し、うたたねをする。
そんな、些細な幸せのために。
さあ、
相棒を少し、綺麗にしてあげよう。
2026.06.07 星.
Vol.3 窓辺の彼女

私は彼女を愛している。
ふとテーブルを見ると、リンゴが一つ。
彼女は窓辺にいた。
そして遠くを見ていた。
私は椅子に座り、
その赤いリンゴをゆっくりと眺めた。
2026.6.7 星.
Vol.4 朝の窓

Vol.5 6月の月

Vol.6 いつか来た道

Vol.7 ドロッペン

Vol.8 旅に出よう!
新しい未来へ・・・

Vol.9 みどり

Vol.10 アンタレス

Vol.11 夏空

Vol.12 おかえり

Vol.13 紫陽花

Vol.14 杳子

Vol.15 線香花火

